ここでは知っていると便利な関数の使い方をまとめました。この他にも多くの関数があります。Microsoftのページのヘルプや書籍などを参考にしてください。
統計の基礎的な関数
平均: average
標準偏差: stdev (stdevs), ※データが母集団全体の場合: stdevp
最大値: MAX
最小値: MIN
データ数: COUNT
最頻値: MODE
中央値: MEDIAN
頻度: FREQUENCY
条件分岐: if
if(データセルと条件, [真の場合], [偽の場合]) ;真/偽はそのセルが条件に合っているか合っていない場合に何をするかです。たとえば指定したセル(A1)のデータが10より大きい場合は”高い”を表示し、10以下の場合は”低い”を表示するなら次のような表記になります。
=if(A1>10, “高い”, “低い”)
複数条件分岐: ifs
if(データセルと条件, [条件1], [条件2], ) → if(a1>=10, “高い”, a1>=5 “中”, “低い”)
条件付き個数: countif
条件に合ったデータの数を数える ; countif(データ範囲, 条件) → countif(a1:a15, “リンゴ”)
条件に変数(セル)を利用する場合は、countif(データ範囲,”>=”&H5)のように、条件を” “で囲み、&でセル番地を結合します。
指定範囲のテキストが入力されたセルの数は countif(範囲,”*”)もしくはcounta(範囲)で得られます。
さらに空白のセルの数はcountblankという関数で数えることができます。
複数条件の数: countifs
複数の条件に合ったデータの数 ; countifs(データ範囲1, 条件1, データ範囲2, 条件2) → countif(a1:a15, “果物”, b1:b15, “みかん”) (A列に果物となっていて、B列がみかんであるデータの数を出力する)
条件付きセルの合計: sumif
指定範囲内に指定条件に一致する項目があれば、その後の範囲にある数字を合計に加える; sumif(条件指定範囲, 条件, 合計数値の指定範囲)
参照: VLOOKUP
その行の値から別列の値を出力します。
利用方:VLOOKUP(検索する値, データ範囲行列, インデックス, 並べ替え順序) *データ範囲行列はインデックス(表示する列)を含みます。
*並べ替え順序はオプションで、初期値はTrueで、値の場合は検索する値以下の最大値に相当する結果を表示されます。Falseもしくは”0″を指定すると、一致データがない場合は#N/Aと表示されます。